「僕はもうあのさそりのようにほんとうにみんなの幸のためならば僕のからだなんか百ぺん灼いてもかまわない。」
「いちばんたいせつなことは、目に見えない」
ずっと昔、僕はこれらの言葉を聞いて、心をわし掴みにされたなあ。
今みたいにググればすぐにどの本からの出典かはわからなかった。
一生懸命調べて、その本にたどり着いた時はうれしかった。
どういうシチュエーションで、この言葉が出るのか、ワクワクしながら読み進めたことを思いだします。
今回僕が惚れた文章は、
「やすむな。
やすむなんておれはゆるさないぞ。
ゆるさない。
やすむときは死ぬときだ。
生きているあいだはやすまない。
おれが、おれにやくそくできるただひとつのこと。
やすまない。
あしが動かなければ手であるけ。
手がうごかなければゆびであるけ。
ゆびが動かなければ歯でゆきをかみながら歩け。
はもだめになったら、目であるけ。
目でゆけ。
目でゆくんだ。」
こういう文章が続きます。
ユーコンさんのブログでこの文章を見て、「ZOKKON 命」になりました。
出典をググると、夢枕獏の「神々の山嶺」という作品だと分かりました。

1000ページ越えのボリューム!
製本技術ってすごいなあ・・。
先日、やっと読み終わりました・・。
僕が惚れた文章は、羽生丈二という人物の手記で。物語の最期のほうに出てきます。
なぜ、文章が平仮名ばかりなのか・・。
僕は「アルジャーノンに花束を」を思いだしました。
感動っ!
面白い小説でした!
最初は、その分厚さに怯みそうになりました。
学生のころ読んだ、「白鯨」を思いだしましたw

ゆるキャン△と比べて、この厚さ!
アウトドアが舞台という点では、同じ作品ですが、内容は全然違いますねw
映画もあるらしいですが、評判イマイチなので、見ないでおこうっと・・。
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