
枝折峠から越後駒ケ岳へ登頂した僕。
コースタイムが甘々なので、まだ午前10時。よって隣にある越後三山最高峰・中ノ岳を目指すことにした。
越後駒ケ岳から中ノ岳までの往復でコースタイムは約10時間。
僕は考える。
日没は午後7時だが、安全マージンを取って午後6時には下山したい。
越後駒ケ岳まで登り3時間かかった。ならば下りは2時間で下れるハズだ。
つまり午後4時までに、越後駒ケ岳に帰ってくれば、明るいうちに枝折峠まで下山できる。
現在の午前10時から、午後4時までの6時間で中ノ岳まで往復すればよいのだ。半分の3時間後、午後1時をポイント・オブ・ノーリターンとする。ピストン山行とはいえ、夜間山行はできれば避けたいし、下山して新潟名物タレカツ丼が食べたいので、あまり遅くなるワケにはいかないのだ。

中ノ岳までは5キロ。行けるか?

越駒から中ノ岳のルートも、お花がたくさんだった。これはツマトリソウ。
不倫がらみの花かと思っていたが、妻取草ではなく褄取草。
花の縁が彩られていることが由来とのこと。

振り返ると、駒の小屋。そしてその向こうには明日登る予定の乗鞍岳が見えた。

ニッコウキスゲは大きいし鮮やかなので、とても目立ちますね!

途中で登山者に教えてもらったとおり、尾根通しの道でアップダウンが多い。

中央の木の根の露出している尾根を行く。あまり人が歩かないようで、崩れている箇所もあり、歩きにくい。
疲労のせいか、持病のI村病も久しぶりに発症してきた。水分を取ると、リバースしそうになる、アレだw

尖ったかっこいい山がすぐ横に見えた。帰宅して調べると荒沢岳、という二百名山だった。いつか登ることはあるだろうか?

目指す中ノ岳。まだアップダウンがあるなあ・・。
人生マックス体重にあと300グラムと迫っている僕。ペースが上がらない・・。
1時までに山頂にたどり着けるだろうか?この尾根は歩きにくくて、ちょっぴり怖いので不安になってくる。

でも諦めずに歩けば着くハズっ!

中ノ岳避難小屋だ!目指す山頂はもうすぐ。
のんびりと景色を眺めている人がいた。聞くと今日はここに泊まるのだという。

ハクサンコザクラが、小屋の近くに咲いていた。面白い形をした花びらだなあ。

越後三山最高峰・中ノ岳登頂っ!2085m。二百名山でもある。
時刻は12時52分。引き返すことになるかと思った。ギリギリだったな。

山頂には山座同定盤があった。
どれどれ・・あの山は・・

白じゃねえか!
風が強くて、どんどんガスが上がってくるうw
I村病の症状が軽いのでお昼を食べる。座ってお湯を沸かし、カップヌードルSIOを食べている間にも、晴れたりガスったりだった。
でも中ノ岳まで来れて満足だ。

食べ終わったら、来た道を戻る。
またあの尾根道を行くのか・・。

だってあの細くて岩&根っこの尾根を行くんだよ?w

ピンクの差し色がキレイな、白山石楠花。

予定通り、午後4時に越後駒ケ岳に戻ってきた。山頂直下の雪渓を下る。

駒の小屋で一休み。小屋泊の方たちは、夕食を作っている。
僕はこれから下山して、タレカツ丼を食べるんです。

だいぶ下ってから振り返る。山は雲に隠れようとしてる。
ありがとう、新潟の山は花がいっぱいのステキな山でした。

ラーメン休憩の時間&下りでペースが伸びなかったせいもあり、午後7時枝折峠に下山。
よかった日没に間に合って。
コースタイムが甘いとはいえ、CT20時間オーバーを12時間で下山した。
修羅の道だった。がんばったぞ、オレ。
ささっと温泉に入り、ご褒美のタレカツ丼を食べようじゃないか。
地元で有名なお店を調べてあるんだ♪

ほうほう
ふむふむ
そういうプレイね・・。
土曜の夜9時前に、もう閉店しているのね・・。
こうして僕の新潟遠征1日めは終わったのだった・・。
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