下山して、「湯けむり館」という温泉に入った。
乳白色の温泉で、硫黄の香りがすごい!
僕は大分県・別府に住んでいたことがある。当然、毎日温泉に入っていた。
町中から湯煙があがり、そこかしこから硫黄のにおいが漂う。
ドブにだって温泉が流れていた。
懐かしい硫黄泉にゆっくりと浸かり、乗鞍岳の疲れを癒した。
今夜は久しぶりの車中泊。
なかなか寝付けなかった・・。
マットは敷いているが、ペラいので腰が痛いのと、
硫黄臭いせいだ!
風呂で使ったタオルを、車内に干していたのだが、めっちゃ硫黄臭いっ!
頭が痛くなるほどの硫黄臭さw
タオルは車の外に干しました!
僕もすっかりシティーボーイになってしまい、硫黄のにおいに堪えられなくなったみたいですw
タオルを車外に出しても、自分の身体からも硫黄の香りが漂い、あまり熟睡できぬまま朝を迎えた。
風邪は昨日よりはマシな感じだ。

駐車場からは、昨日登った乗鞍岳が見えた。
焼岳登山口までは、安房トンネルの脇の旧道から向かう。狭いくねくね道で、トンネルが開通するまでは渋滞がすごかったらしい。
途中で小熊が道路を横断していた!そうか、もうそんな季節か・・。

登山口には、活火山のため注意を呼びかける看板が設置されている。
今日はスノーシューは持って行かない。周りのグループはヘルメットを着用していた。僕も持ってくればよかったかな。

登りだしてすぐに廃車が雪に埋もれていた。車種はなんだろう?いつからあるのかな。

今日も晴天!暑いっ!樹林帯は日陰が多くて涼しい。

樹林帯を抜けると、目指す焼岳が見えて来た!
双耳峰で、右手が北峰。左手は南峰。南峰は立ち入り禁止だ。

雪渓を登る人はおらず、トラバースで登る。ここで一応ピッケルに持ち替えた。歩き始めは怖かったけど、雪はグリップしたので大丈夫だった。
登りつめた先に見える岩峰が、南峰。噴煙が少し見える。
漂う硫黄の香りは南峰のものか、僕の身体から出ているのかは不明だ。

振り返ると、だいぶ登ってきたことがわかる。ちょっと怖いw
昨日の乗鞍と違ってBCの人は一人だけ、あとは登山者ばかりだ。

尾根まで登ると雪はない。この峰からはもくもくと煙が出ている。最初間違えて、コッチに登りそうになったw
ここは危なかった・・。

焼岳・北峰2444m!コースタイム通りの2時間50分くらいかかった。
奥に見えるのは穂高の峰々。

昨日登った乗鞍岳、たぶんw
この日も晴天無風、ZKパノラマ!

山頂では一人だったので、写真を撮ってみました。今回はスムーズに山頂に着いて、一安心だっ!

下山開始!まだまだ
だいぶ雪が緩んできていました。今から登ってくる人は、ピッケルもヘルメットもなし。軽アイゼンの人もいました。装備は人それぞれ・・。

なかなかの斜度ですが、前回の谷川岳での経験のおかげで、歩くことが出来ました!飯村さんありがとうっ!
昨日アンチスノープレートが取れてしまったアイゼンですが、特に雪が着くこともなく大丈夫でした、ヨカッタ・・。
下山時に樹林帯の中で違うトレースに迷い込んでしまいました・・。
昨日の乗鞍岳での反省を生かし、めんどくさくても、元のトレースまで登り返して本来の道に復帰、無事に下山。
昨日の経験のおかげです。勉強になりました。
日曜昼間の高速は、それほどの混雑もなく帰宅。
連休は久しぶりの遠征。乗鞍&焼岳の残雪期登山が無事にできました。
しかしまさか自分が硫黄臭にやられるとは・・
残雪期であと登りたい山は、苗場山。だけど15連勤の予定だから今シーズンはもう無理かな~w
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