しかしいつまでも休憩していられないので、雲取山山頂へ向けて出発する。

時刻は16:50。数時間前には鴨沢をスタートしたAコースの人達大勢が通過した場所だが、今はレースの人は誰もいない。去年みんなで休憩したのが懐かしいな。
当たり前だけど、ケイコさん達の応援チームもいませんw
雲取山まで来たことで、気持ち的には少し安心しました。ここから先は去年チームで歩いた場所だからです。みんなで写真を撮った場所、休憩した場所、水を汲んだ場所等を懐かしく歩きました。
飛龍付近のトラバース道は軽く走ったりしつつ進んだのですが、今計算して見ると将監峠までCTの77%もかかっていました。やはり疲れていたんだなあ。
去年のチームのほうが早く歩いている・・。
この前テン泊した将監小屋での休憩を励みに進む僕。まず、水で身体を拭こう。そしてキレイなトイレに行き、バーナーで暖かい夕食を食べて休憩だっ!
しかしスタートして20時間、朝起きてから36時間近く経過しているので、身体が休憩を欲していましたw
将監峠に到着したのが21時過ぎ。小屋まで降りるよりも先に、横になりたいっ!

トレイルの近くだと通過者の音が気になりそうだったので、峠の北側の笹薮の中にエマージェンシーシートを敷き、その上にエスケープヴィヴィを広げて潜り込みました。
「ここをビバーク地とするっ!」という写真を撮るのもメンドクサイw
一応スマホで3時間後にアラーム。そんなに眠れないだろうなあ、とヴィヴィに入った瞬間から、記憶なしw
バッチリ3時間休憩♪ 去年の分水嶺では3回休憩したけどトータルで3時間寝てない。今年のBコースでは、睡眠記録更新だっ!w
片付けて小屋へ降ります。水を汲んで顔を洗いトイレへゴー。たくさんの方もトイレ前にいました。試しにパンを食べようとしたが、やっぱり食べられない・・。
分かっていた、分かっていたんです。去年のハセツネで胃をやられた際、何度も休憩したけど全く回復しなかった。今回3時間寝ても回復しないということは、もう治らないってコト。丸一日、ほとんど食べてないや。
どうするオレ?タイム的にはほぼ予定通りだ。第一関門の雁坂峠まではたっぷり時間がある。とりあえずスタッフのいる第一関門までは行こう。
すっかり意気消沈の僕。午前2時、その時は来た。
水を飲んだ時に、戻してしまったのだ。
ついに来たか・・w 去年のハセツネと全く同じだ。水も飲めなくなった・・。
でも2回目なので対処法は分かっている。舌の上に少しだけ水分を載せて静かに飲み込むのだ。飲んだ後に「オエッ」となるけど、水分補給はできる。この先だましだましやっていくしかない。
スタート直後、暑い中オーバーペースで進んだからだ・・。同じミスを2回繰り返すなんて情けない・・。僕のバカバカ!w
スタートして少ししてから、こうなるんじゃないかな~と思ったけど、敢えて考えないようにしてたんですよね~w
ハセツネは24時間だから何とかなったけど、分水嶺はあと二日もある・・。飲まず食わずでは進めないだろう・・。
僕はリタイアを考え始めた。
なんか分水嶺のブログ、暗くてスイマセンw
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