小屋を発つ前、よこし~さんとゴールでの再会を約束してがっちり握手。
その力強い握手から僕は、「あ、よこし~さん来年分水嶺出るな。」と感じましたw
来年はぜひタカサンとご夫婦で参加してくださいw
富士見平小屋から瑞牆山経由でゴールの獅子岩までのコース。
僕らは3人でこのコースは試走済みだ。
あの日、僕は初めての幕営だった。雨天だったけど・・。
そう、雨天で瑞牆山を登り、地図読み区間を突破したのだ。
あの時はなんとコースタイムの63%でゴールに着いた。
僕ら3人は、ここからのコースは得意なのだ!
ヘッデンで富士見平小屋を出発。瑞牆山山頂手前の分岐までのかかった時間は・・
90%
あれ?富士見平小屋でリフレッシュしたハズなのにな。
「瑞牆山頂からの景色、キレイだろうね。」なんて言っていた時期もあったのですが、3人一致で「山頂には寄らない。」もうそんなムダな時間はないっ!
山頂手前に分岐から不動滝へ。ココで最後の水の補給をする。滝までは114%もかかった。どんどん遅れていく。
ベンチに座って休憩しつつ、水を汲む。

隣のベンチのタカサンを見ると・・ベンチに横になっていました。眠気が来ている様子。
トラ山さんは、予備で持っていたハイドレーションにも水を入れている。ココが最終水場なので、持てるだけ水分を持つようだ。ザックの外側にハイドレーションを着ける。
結局不動滝でも30分も休憩してしまう。
滝から冷たい風が吹き、座っていると寒い。足が固まってきたので先に進むことにした。
途中、川を渡る橋を探すのに手間取る。
ここから林道の終点までは125%の時間がかかってしまう。
もう100%で歩くこともできなくなってきたようだ。
そして、その時は来た。
砂利の林道を歩いていると、トラ山さんが「休憩する?」と聞き、タカサンが「うん」と言ったんだっけな。
林道の端っこに座るとタカサンが、「ココで寝ない?」
えっ!
こんな林道の端っこで? すぐ隣に川があるから、すぐに身体が冷えるよ?
しかし毎度のこと。トラ山さんが寝る態勢に入ったw 分水嶺スタイルだw
今回のビバーク、ヴィヴィもシュラフカバーも何にもなし。ただカッパを羽織ってザックをマクラにして横になる。
僕だけは外付けのマットを広げた。
またまた予想しないタイミングでのビバークだ・・やれやれ・・。と思っているうちに眠りに落ちた。
わずか30分だったけれど、熟睡♪ レース中で一番眠れました。気持ち良かった~w
結局レースで一度もツェルト使わなかったな。僕以外の二人はマットも使っていないよ。
身体を起こしていると、後方からたくさんのヘッドライトが。
合計で15人くらいが通過したと思う。寝ているときじゃなくてよかった。
通過した人達は「なんでココで寝てるんだ?」と思っただろうなw
二人は寒くてあまり眠れなかったようだ。
時刻は午前4時半。もう明るくなってきたのでヘッデンはしまう。最終日の陽が登る。
次は地図読み区間だ。
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