北アルプス

トレラン@燕岳・大天井岳 ~2


前回の続きを・・

燕岳山頂から、槍ヶ岳ばかり見てしまいました。肝心の北アルプスの女王・燕岳の姿を紹介していませんでしたね。
P6089636.jpg こっちはねえ・・ガスってたのw 甲斐駒や鳳凰三山と同じく、花崗岩の山頂です。思ったよりも狭かったな。

P6089656.jpg そしてこれから向かう大天井岳方向。槍&トラバースのステキなトレイル♪ 表銀座をちょっぴり縦走だ。北アルプス・表銀座を走れるなんて、少し前まで想像できなかった。まさか日帰りで来られるなんてねえ・・。

尾根の東側の夏道にはまだまだ残雪あり。
P6089663.jpg
尾根の西と東では、気候が全くちがいます。山って不思議。尾根のハイマツの中に冬道があるのに気が付いたのは復路でのことw 往路ではこの雪の上を歩きました。
冬道は無理やり?作ってある感じで怖いトコもありました。

P6089674.jpg
大天井岳山頂への道。本来は山頂を東にトラバースして、一度大天荘に出てから山頂を往復するのですが、積雪のためこの稜線を直登します。
ココに来る前に、引き返したハイカーの方に「直登は危ないらしい」と教えて頂いていたので、ヤバかったら引き返すつもりでした。
花崗岩のザレザレ道で、ズルズル滑り落ちそう。けっこう怖かったですが、山頂到着!2922m!

P6089676.jpg 槍にもガスがかかってきました。

燕岳と違い、山頂には僕一人。
西の眼下には槍ヶ岳へと続く喜作新道が見えました。
もっと走力があればこのまま縦走して常念小屋か常念岳まで行き、そこから下山したかったのですが、走り終わったあとの舗装路ラン十数キロがイヤだったので、今回はピストン山行にしてしまいました・・。

ほぼ予定通りのタイム。これから戻ろう。
P6089694.jpg
さっき走ってきたトレイルを、また戻ります。燕岳はまだ見えません。思えば遠くに来たもんだ。
大天井岳直下のザレ道を、若い男女が登ってきました。特に怖がっている様子もなく、女性も登ってます。すごいな~w
これから僕は下山する話しをしましたら、「いかついですね~」と言われました。褒められたのかな?w
ザレの下りはそれほど怖くなかったです。

P6089700.jpg
杭が墓標のように見えるのは僕だけ? ココは走りやすかったな~。

P6089704.jpg
冬道はこんな岩場の迂回もあり。コワいってw

P6089709.jpg 大天井&表銀座を振り返って。稜線を境にガスが切れてますね。ステキな景色。

燕山荘まで戻ってきました。午前中には二張しかなかったテントも増えています。
P6089724.jpg

テン場はまだ雪の上。まるでシロクマアイスみたいだw
色とりどりに見えるけれど、テントの色の種類って意外と少ないですな。
ココに泊まる人達は、これから槍に沈む夕日を、より近い星空を、朝焼けに輝く北アルプスを、見るんだろうな。
僕はまだ、山の魅力の半分も知らない。しがない日帰りトレイルランナーなのだ。

合戦尾根の下りはバビューンと下れるかと思いきや・・
P6089730.jpg
残雪に陽が当たり、シャーベット状に溶けていました・・。
こんな時は、僕の冬用決戦兵器リバーシブルグリッパーの出番だっ!

そして・・敗北っ!w
凍結&圧雪路面には、短いスパイクピンが刺さって歩けますが、今回のような溶けた雪で斜度があると、全く歯が立ちませんw
10回くらい尻餅着いたよ・・もっとちゃんとした軽アイゼン買うことをココロに誓った僕でしたw

予定通りのタイムで中房温泉まで下ってくると、大天井岳の道のコトを教えてくれた方と偶然再会でき、お礼を言うことが出来ました。ありがとうございました。

距離24k、累積標高は2500mってホントか? 消費カロリーは今年最高の4500kcal消費。でも涼しかったのでそれほど疲れませんでした。合戦尾根は登りやすいし、景色もサイコー。今度は夏道で走りたいな。
ありがとう女王様。



愛と勇気とクリックと。
にほんブログ村 自転車ブログ MTBへ
スポンサーサイト



コメント

コメントがありません。

コメントの投稿








管理者にだけ表示を許可する